FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
B-025
組み合わせテスト集合生成におけるテストケース候補数の最適化について
大橋 輝・土屋達弘(阪大)
本研究では貪欲法を使った組み合わせテスト用のテスト集合生成の効率化について議論する.具体的には,テスト集合生成の段階が進むにつれて,追加するテストケースの選択候補数を変化させることにより生成時間の削減を試みる.削減が期待できる理由は,テスト集合生成の初期段階と後期段階では,一つのテストケースでテストできる新しい組み合わせの数が異なるからである.つまり,初期段階では出現していない組み合わせが多いことにより,それらを多く含むテストケースを発見することは容易だが,後期段階では困難になる.したがって,前半では計算コストを抑え,後半に計算コストを集中させることにより,生成時間の削減を実現する.