FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
B-015
GPUによる回遊中心性及び利便中心性の並列計算
大石真生・渡邉貴之(静岡県大)
近年、知識・生物・Web・SNS・交通網・電力網など社会科学・自然科学の多様な分野において見られる大規模ネットワーク・複雑ネットワークの分析に注目が集まっている。これらの分析によって、ネットワーク内の各ノードの重要性を指標化する中心性を計算することができる。観光リソースの適切配置を実現する指標となる新たな中心性として、「回遊中心性」と「利便中心性」が提案されている。これらの中心性はノード数(観光スポット数)の3乗オーダーの計算量が必要であり、ノード数の増加とともに計算コストが著しく増加する。そのため、本稿ではGPUを用いた並列計算による計算高速化を検討する。