
抄録
B-013
スイッチを用いないトーラス接続PCクラスタの実装と評価
○福永隆文(熊本技術短大)
高速な通信性能が要求されるクラスタでは1リンクあたり10Gbpsを超えるスイッチを用いてフルバイセクションのファットツリー構造が用いられる。多数の高価なスイッチが全体のコストを大きく上昇させる。一方、近年のマルチコア技術はPC自体にネットワーク負荷を負担させることを可能にした。今回、スイッチを用いずにPCノードをトーラス型に直接接続し、複数経路を同時に用いることができるPCクラスタを実装し、評価した。実験はGigabit Ethernet環境で行ったが10Gbpsを超えるEthernetでも同様の実装が可能と考える。