FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
A-018
観光情報源種別による旅行者の共感状態が旅行先決定過程に与える影響
金子将之・中平勝子・岡本満喜子(長岡技科大)
本稿では,旅行者が提供された観光情報を受け取った際に,個人特性と観光地特性の組み合わせによって生じるであろう共感の強弱が旅行への動機付けに与える影響を分析する.提供される観光地情報は観光地の機能とコンテンツ(観光施設等)に大別され,発信者の個人特性によってフィルタをかけて発信される.こうした観光地情報を旅行者が受け取った際に共感が生起されると旅行をしたいという動機が生じると仮定する.提供情報と共感の関係は,旅行者の個人特性については心理尺度を用いて心理テストを行う.観光地情報は,写真や文章をいくつかの種類の方法で提供し,その際に共感がどの程度生起するのかを調べ,その関係を分析する.