FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
A-017
サッカーの攻守推移のモデルからのパスの抽出
佐藤祐亮・山中 亮・大塚 寛(愛媛大)
サッカーにおけるゲーム分析は指導現場において主に行われている。一方で選手やボールの位置データからの情報を直接利用した戦術分析は少ない状況にある。我々は戦術分析を客観的に行うために、まず位置データに基づいてボールの支配権とその時間的推移をモデル化した。次にこれに基づいてチームとしての攻守推移のモデルを構築してきた。
戦術分析を行うためにはボールの移動状況を把握することは重要な要素である。そこで本研究では、上の攻守推移のモデルを用いてパスに関する情報を抽出し、戦術分析への利用を試みた。併せて位置データを基に抽出したゲーム状況と実際の映像を比較し、評価・考察を行ったのでこれを報告する。