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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム HOME 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
イベント企画
電子ポイント(仮想通貨や企業ポイント)について語る [パネルセッション]
9月4日(木) 15:30-17:30
第2イベント会場(3A棟4F 3A402)
【セッション概要】 現金(通貨)を使わずに支払いをしたり、ポイントを資産のように蓄えることが頻繁に行われるようになった。中にはビットコインのように管理主体のない電子バリュー(価値)も存在する。しかし、資金決済法の枠組みの内にある財布型の電子マネーと違い、これらの電子ポイントは法的な位置づけがあいまいであり、それ故、安定性に欠く。また、企業がポイント提供の見返りに収集しているパーソナルデータやビッグデータには、その利活用と保護の両面から多くの課題が累積している。各ポイント間の相互提携やネットバンキングとの連動が更に話を複雑にしている。しかしながら企業側からしてみればポイントの付与もまた重要な経営戦略の一環である。本パネルでは、これら電子ポイントに係わる問題を法律・技術・ビジネスなど様々な立場から議論することを目指す。
司会:須川 賢洋(新潟大学 法学部 助教)
【略歴】 新潟大学大学院法学研究科修了(修士(法学))。専門はサイバー法で、コンピュータ犯罪、デジタル知的財産、情報セキュリティ制度、デジタル・フォレンジックなどを中心に研究。共著に「ITセキュリティカフェ―見習いコンサルの事件簿」(丸善)、「 実践的eディスカバリ―米国民事訴訟に備える」(NTT出版)、「デジタル・フォレンジック事典」(日科技連)など。
パネリスト 仮想通貨による電子ポイント:山崎 重一郎(近畿大学 産業理工学部 情報学科 教授)
【略歴】 1957年生れ、福岡市在住。九州大学システム情報科学府システム情報科学院博士後期課程修了。富士通、富士通研究所、現在、近畿大学産業理工学部情報学科教授。研究歴は、並列自然言語解析、モバイルエージェント、公開鍵認証基盤、電子地域通貨、webプライバシなど
パネリスト:岡田 仁志(国立情報学研究所 准教授)
【略歴】 1988年東京大学法学部第一類卒業、1989年同第二類卒業。1998年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程修了、1999年同博士後期課程中退、同個人金融サービス寄附講座助手を経て、2000年国立情報学研究所人間・社会情報研究系助教授、2004年から現職。博士(国際公共政策研究)。総務省情報通信政策研究所特別上級研究員を兼任。IEEE SSIT Japan Chapter Vice Chair、電子情報通信学会SITE研究会副委員長。
パネリスト:小川 央(フェリカネットワークス株式会社 事業戦略部 事業戦略課)
【略歴】 2002年 慶應義塾大学総合政策学部卒。同年入社した自動車メーカの商品企画部門経て、2006年よりフェリカネットワークスにて、事業戦略策定及びおサイフケータイに関係する様々な事業者とのビジネスアライアンス形成に従事。現在は新規ビジネスアライアンス推進を中心に担当。
パネリスト:秋山 謙二(有限責任監査法人トーマツ 東京監査事業部 公認会計士)
【略歴】 1998年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年、監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所。国内監査部門に所属し、情報・通信業、放送業、新聞業、航空業など幅広い業種における監査業務およびコンサルティングに従事。2014年7月に有限責任監査法人トーマツのパートナーに就任。