
抄録
RO-011
予備系システムのダウンサイジング手法及び評価
○市原利浩・原田篤史・樋口 毅(三菱)
BCP対策として二拠点化対策を行う場合、遠隔地に設置する予備系システムは、非常時用のため、システムの利用者が限定され、平常時ほどのリソース量を必要としない場合が多い。このような場合において従来のサイジング手法を用いると、平常時のリソース使用量をベースに、サイジングの算出を行うため、必要以上のリソースを確保してしまい、対策コストが削減できない課題がある。そこで、平常時の負荷情報と非常時のシステム利用者数から、非常時に必要なリソースを推定してサーバ集約を行うことで、従来よりも集約率の高いサイジングを実現し、対策コストを抑える方法について述べる。