
抄録
RO-005
農作業情報取得のための土壌水分センサを用いた灌水量の推定
◎中西 惇・安井顕誠・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
現在の農業において,農作物の栽培技術は勘や経験に頼った方法が多い.ゆえに,農作物の栽培技術を形式知化するために圃場センサネットワークと農作業内容から栽培技術の形式知化が期待されている.しかし,農作業内容を抽出するためにアンケートやインタビュを定期的に実施すると農作業の妨げとなる問題がある.本論文では土壌センサを用いて農作業内容を推定する手法を提案する.本手法では,土壌センサから収集したデータを解析し,アンケートやインダビュに頼らずに農作業内容を推定する.これにより,農作物の栽培技術を形式知化する際の農家に対する負担を軽減できる.