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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
RJ-001
ヒヤリハット遭遇時における運転者特性と身体情報の分析
佐藤和人・加藤大輝・勝又健太郎(秋田県大)・伊藤桃代(徳島大)・間所洋和(秋田県大)・門脇さくら(SmartDesign)
本研究では,見通しの悪い無信号交差点に焦点を当て,交差点進入時に遭遇する自転車の飛び出しによるヒヤリハット事象とドライバの運転状態の関係性を可視化するために,ヒヤリハット遭遇前後における顔向きと視線に着目して安全確認行動を解析し,その解析結果とドライバ固有の運転スタイルや運転負担感受性との相関関係について分析を行なった.その結果,以下の点が明らかとなった.
 ・自車の進路に進入するルートの自転車の飛び出しは,ヒヤリハット事象となる確率が高い.
 ・ヒヤリハット遭遇前後におけるドライバの顔向きと視線の特徴的軌跡が運転スタイルや負担感受性と相関関係を有する可能性がある.