
抄録
RF-006
運転時系列データへの簡便なアノテーション手法の提案
◎田中雄介・栗原慶典・那和一成(トヨタIT開発センター)・谷口忠大・高野敏明(立命館大)・竹中一仁・坂東誉司(デンソー)
自動車や携帯端末などの移動体から収集される大量のストリームデータを有効に活用するためには、収集されたデータの一部または全部にアノテーションを加える作業が生じる。本稿では、二重分節解析法によって分節した運転時系列データへのアノテーション手法を提案した。提案手法を用いることで、「走りやすさ」や「危険度」などの主観的なアノテーションを、始点と終点が明確な形で付与することが可能となり、アノテーション作業の負荷を軽減することが判明した。さらに、評価実験を行うことで、提案手法によるアノテーション結果の有用性を示した。