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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
RC-002
多数決スイッチ回路によるn-フォールトトレラントシステムの設計考察
岩井仁司(所属なし)
著者は、多数決手段を含むシステム中の、いかなる故障をもマスクする、n-フォールトトレラントシステムを提案している。このシステムは、運用中でも故障カウントが可能である。本稿では、故障カウントのルールおよび信頼度について検討している。信頼度の計算では、順序依存性故障論理が存在するケースがあり、非常に複雑であることがわかった。
ハザードを取り扱うシステムでは単に信頼度が高いというよりも、あらゆる人が納得できる安全性のストーリーが重要になってくる。どこが壊れても許容でき、かつ運用中でも故障数がカウントできるので、常に安全かどうかが判断できる、このシステムは、必ず世の中に普及していくであろう。