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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
O-040
日常生活のセンシングによる実施時機変更が容易な行動の推定
高岡伸明(立命館大)
省電力化のために各家庭で多く電力を消費する行動の実施時機の変更による地域全体の平準化が考えられる.
しかし現状では,実施時機の変更は各過程の自主性に任されている.
本論文は各家庭で実施時機をずらしやすい行動を自動選別する手法を提案する.
輝度分布センサとスマートメータにより行動音実施時機と消費電力を恒常的に計測する.
さらに,順序をもった組として実施される行動も識別する.
行動の実施時機の分散と平均消費電力量を算出し,行動間の順序制約を含む基本的な生活スケジュールを求める.
実施時機をずらしやすい行動を求めユーザに提示することで,各家庭の自主性に頼らずに行動の実施時機を最適化できる.