
抄録
O-036
栽培情報のウェブ閲覧履歴を用いた購入要因に関する消費者クラスタの判別
◎竜田 力・中西 惇・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
農産物の安全・安心に対する意識は消費者ごとに異なる.外見よりも安全・安心であることを要求する消費者もいれば,一般的な基準を満たしていれば外見も気にする消費者もいる.農産物の安心・安全を示す情報として栽培情報を提示することは有効である. 本論文ではユーザの安心・安全につながる栽培情報をウェブ閲覧履歴から推定する手法を提案する. 本手法では, ウェブ上の栽培情報の閲覧履歴,アンケート,コンテキスト調査法を用いて, 栽培情報の閲覧記録から,ユーザが安全・安心の観点でどのクラスタに属するのかを推定する. これにより, 各々の消費者がもつ安心・安全への意識に合わせた広告ターゲティングを実施し, 商品・サービスを提供できる.