
抄録
O-031
マルチエリア型人感センサを用いた照明の調光レベルの検討
◎伊藤克也・三木光範・松下昌平・間 博人(同志社大)
近年,人感センサを用いた照明制御による消費電力削減を期待し,人感センサを導入したオフィスが増加している.一方で,従来の人感センサに比べ,詳細に人の検知が可能なマルチエリア型人感センサの開発が進んでいる.本研究では,マルチエリア型人感センサを用いた照明制御において消費電力削減効果が高い点灯パターンの検討を行う.3.6×3.6 mのエリアを16分割した範囲で人を検知可能なマルチエリア型人感センサを用い,検知エリアごとの最適な点灯パターンを提案する.また,検証実験により,マルチエリア型人感センサによる照明制御と従来の人感センサによる照明制御における消費電力効果についてそれぞれ検証し,本手法の有効性を示した.