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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
O-012
カープローブデータによる渋滞ボトルネック検出方式の提案と評価
秋山高行・大橋洋輝・山本正明・佐藤暁子(日立)
東南アジア新興国では,経済発展に伴う人口集中が引き起こす交通渋滞が深刻な社会問題となっている。情報通信技術の発展と共に,車載GPSから収集したデータを渋滞情報に変換し,市民へ提供するプローブ技術が広く普及している。しかし,交通管理者の最終目標は渋滞の解消であり,これを達成する情報技術が必要である。本研究は,プローブ技術により生成された渋滞情報を利用して,交通渋滞を引き起こす原因となっているボトルネック箇所を自動的に検出する方式を提案する。本論文では,1週間分の北京市プローブデータにて検証を行い,交通工学の実務者が抽出したボトルネック箇所の1つを提案方式により抽出し,提案手法の有効性を確認した。