
抄録
O-008
犯罪状況の発生を自動検知する知的防犯カメラの研究開発
◎島袋航一・崎浜 翔・與儀憲吾・長山 格(琉球大)
不況の長期化に伴って社会の安全を脅かす事件が頻発している。一般に,これらの犯罪は人目につきにくい場所で発生することが多く,路地裏や住宅街,人気の少ない夜道等が危険地帯とされる。人気のない場所に対しては固定型防犯カメラによる監視が重要となる。そのため,犯罪行為の自動認識・検知を行う次世代型の知的防犯カメラを開発し,これを犯罪が起きやすい場所や人気のない場所に設置すれば,安価かつ効果的な防犯の実現が期待される。本研究では犯罪状況の発生を自動検知し,緊急通報を自動発信するための知的防犯カメラを提案するとともに、その実験結果を報告する。