抄録

○隈　裕子・菊池浩史・中谷祐介（サイバー大）・尾崎明仁（九大）

建築環境評価を目的とした数値解析ソフトウェアの汎用性を高めることを目的とし、ソフトウェアの使用を支援するツールの構築ならびに運用の取り組みについて報告する。建物の温湿度環境解析ならびに消費エネルギー量算定のソフトウェア‘THERB’は、その計算精度の高さから、大学（建築環境教育）・企業（実務設計/開発）から高い需要を得ている。しかし、研究目的で開発されたソフトウェアであることから、解析に必要となる入力要素は多岐にわたりかつそれらの入力方式はテキストベースである。本稿では、プログラミングに関する知識を有しないユーザが、これを使用し研究・開発する支援となるユーザインタフェースの構築について報告する。