抄録

◎川上智史・多田正範・島田秀輝・佐藤健哉（同志社大）

自動車の安全性や運転者の快適性向上を目的としたアプリケーションの開発が盛んに行われており，アプリケーションの多様化とともにデータは増大している．しかし，車両1台で収集可能な情報は限られるため，車車間通信によって他車が取得した情報を共有する必要がある．このとき，データの有用性を考慮せずに伝送すると無駄な伝送が生まれる．また，近年になって車が利用出来る周波数帯域が割り当てられた．しかし，海外が広帯域なのに対して，日本は狭帯域が割り当てられた．よって，日本では不必要な伝送を無くす必要がある．
本稿では，車両が走行している道路を考慮した伝送制御を行うことで，効率的にデータを伝送する手法を提案する．