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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
L-019
SNMPを利用したバーストトラフィック検知方式の提案
村井秀聡・砂田英之(三菱/Mitsubishi Electric)・牧 和宏(三菱電機情報ネットワーク/Mitsubishi Electric Information Network by Digital Technology)
 現在,ネットワークの監視において,通常の平均トラフィック監視では検知できず,障害の原因が不明となる事例が存在している.この原因不明の障害を引き起こす要因の一つとして,瞬間的にトラフィックが増大するバーストトラフィックが挙げられる.
 バーストトラフィックを検知する場合,トラフィックをミリ秒単位で計測可能な機器の導入を行う必要がある.しかし,新規計測機器の導入によるコスト増加や細かい時間間隔での計測による通信負荷の増加といった課題が存在しており,検知の実現が困難となっている.そのため,これらの課題を解決し,バーストトラフィックの検知が可能な新しい監視方法が求められている.
 今回,我々は「現行の監視の枠組みでバーストトラフィックを検知する方式」を検討し,実機による評価を実施した.本稿では,SNMPを利用したバーストトラフィック検知方式とその評価結果について報告する.