情報処理学会ホームページ
FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
L-012
TPMを用いたハイパーバイザの完全性検証手法の実装
岡本拓也・山口利恵(東大)・五島正裕(NII)・坂井修一(東大)
IaaSの利用者からは,IaaS環境が正規のハイパーバイザによって提供されてることを知ることは出来ず,不正なハイパーバイザによって利用者 のデータが流出していても気付くことは難しい.
Trusted Cloud Computing Platform(TCCP)では,IaaS利用者のVM(ユーザVM)が正規のハイパーバイザ上で動いていることを保証するため,TPMを用いてハイパーバイザの完全性を検証し,完全性の満たされたハイパーバイザ上でのみユーザVMの起動を可能にするプロトコルの提案を行っている.
本稿では,TCCPのプロトコルを元にしたプログラムの実装を行い,実行時間や安全性における評価を行った.