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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
K-039
タップ課題における発達障害児の特性
中園正吾・大西俊介(福祉のまちづくり研)・小堀 聡(龍谷大)
タップ課題とは,移動するターゲットが指定枠に入ったらタップ(画面を指で軽く叩き )して停止させるというものである.被験者はターゲットの動きを予測し,自分の反応 時間を考慮してタップする.先行研究では,認知および運動機能を評価し,訓練や学習 の効果を検証することができる可能性を示した.本研究では,発達障害児に対して検査 を実施し,反応特性およびその学習過程について解析を行った.その結果,この課題が 発達障害児の評価にも有効であることが示唆された.それは単に,測定が可能であるか ということや,健常児よりも結果が劣るとかいうことだけでなく,発達障害児の個々の 特徴というものを示すことができるというものであった.