抄録

◎高橋伸輔・坂本泰伸・松澤　茂・武田敦志・松本章代（東北学院大）

我が国の高齢化率は他の先進諸外国と比べても急激に上昇しており，高齢者の見守り活動が必要であるとの報告もある. さらに，高齢者の情報機器の保有率やインターネット利用率が年々増加していることから，高齢者向けの情報システムが増加していくことが予想される．これらの背景から，情報システムを利用して高齢者の見守り活動の支援を行い，この情報システムの利用記録から認知症の早期発見を目指している．我々の研究グループでは，2014年2月から情報システムI-ReCSSを用いた実証実験を開始した.この実証実験より得られた高齢者の利用記録の解析結果を報告する