
抄録
K-035
認知症本人と家族支援のための「病・介護体験の語り」によるWebコンテンツの構築
○小澤和弘(岐阜県立看護大)・竹内登美子(富山大/健康と病の語りディペックス・ジャパン)・佐藤(佐久間)りか(健康と病の語りディペックス・ジャパン)・後藤惠子(健康と病の語りディペックス・ジャパン/東理大)・射場典子(健康と病の語りディペックス・ジャパン)
認知症になると日常生活に不都合を生じることが多々あるため、認知症本人やその家族が抱える問題や不安、悩みは深刻化してきている。それらの解決には医学的情報以外にも、他者の体験情報が心理社会的側面の改善に有効であるが、そのような体験を集約して情報発信しているWebコンテンツはほとんどない。
そこで本研究では、認知症本人と家族介護者の支援を目的とした「病・介護体験の語り」によるWebコンテンツを構築した。具体的には、認知症本人7名と介護体験者35名にインタビューした内容を、診断時の気持ちや介護者の葛藤など22トピックに体系的に取りまとめ、動画・音声・テキストで表現した367クリップを制作し公開した。