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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
J-029
マルチモーダルコーパスを用いた母語と第二言語の沈黙時の視線行動の相違分析
馬田一郎(NICT/同志社大)・田口惠子・伊集院幸輝・山本誠一(同志社大)
人の会話では,視線や表情などの非言語情報を用いて感情表現や会話調整を行うことでコミュニケーションを円滑に進めている.一方で世界中の人々と第二言語でのコミュニケーションを行う機会が増加している.しかし第二言語運用能力の低い話者が上手く会話に参加できない可能性がある.そのような第二言語での会話において円滑な相互理解や相互作用をサポートすることを目標に先に著者らは母語と第二言語の会話の振る舞いの違いを解明するためにマルチモーダルコーパスを開発した.本稿では母語と第二言語の少人数会話における沈黙時の視線情報の違いや沈黙状態における心理状態について先に開発したマルチモーダルコーパスを用いて分析を行った.