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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
J-023
単調作業における作業者の体の動きに着目したヒューマンエラー予兆の発見
問谷洋平・梶原祐輔(立命館大)・早川孝之(三菱)・島川博光(立命館大)
作業現場におけるヒューマンエラーは事故や品質不良につながるため、問題である。本研究ではライン生産方式に代表される単調な作業を繰り返す工程を対象とする。このような工程では、作業者は作業に慣れると体の動きが最適化され一定の動きを繰り返す、個人ごとのルーティンの状態に入る。本手法は作業者に加速度センサを装着し、体の動きを取得する。一つの単調作業と次の単調作業の体の動きの類似度の変遷を見守ることで、作業者がルーティンにあるかを判定し、そこから外れたことをヒューマンエラーの予兆であると判断する。ヒューマンエラーの予兆を発見し作業者に通知したり休憩を促すことで事故や品質不良を防ぐことができる。