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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
I-032
超高精細映像符号化における広範囲探索手法の一考察
佐野 卓・大西隆之・嵯峨田淳・清水 淳(NTT)
近年,HDの解像度を超える4K×2K や8K×4K 等の高精細映像を符号化する機会が高まってきている.大画面・高精細映像では物体の動き量が大きくなるため従来より広い動き探索範囲を必要とする一方で,物体の細かいテクスチャまで表現可能であるため,高い精度の動き探索アルゴリズムも求められる.我々は過去の動き探索の結果から縮小比率と探索中心点を適応的に決定することで,高精細映像符号化の動き探索において低演算量で高効率な動き探索アルゴリズムを提案した.本稿では本アルゴリズムを用いて8K映像をHEVCで符号化した際の評価結果について示す.