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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
I-015
擬似乱数とLBPによる輝度変換攻撃された電子透かし画像検出
国松亜蘭・今村幸祐(金沢大)・黒田英夫(FPT大学)・藤村 誠(長崎大)
近年デジタルコンテンツに対する第三者の不正複製による著作権侵害が社会問題となっており、その対策として電子透かし技術が注目されている。我々が提案した、インターネット上の不正複製画像を効率的に検出するための画像検索法では、ガンマ変換等による輝度変換攻撃画像をLBP(Local Binary Pattern)ヒストグラムの相関係数を用いた同一画像判定で抽出している。本論文では、このLBPを計算する際に制限された擬似乱数を加えることにより、画像全体の構造を擬似的に反映したLBPヒストグラムを生成し、輝度変換攻撃画像の検出精度向上を実現した。その有用性をシミュレーション実験により示す。