抄録

◎菅　貴之・武藤憲司（芝浦工大）・八木一夫（首都大）・三林洋介（都産業技術高専）・浅井紀久夫・近藤喜美夫（放送大）・山本周平（芝浦工大）

我々は所望画像を素早く選択することが可能なサムネイル画像サイズの検討を行っている．ここでは回線速度を制限した環境でサムネイル画像サイズを選択する際の注視時間の計測実験を行い,サムネイル画像を伝送する際の注視時間を,サムネイル画像の読み込みが完了前後の2区間の分析を行った．その結果サムネイル画像サイズが小さい場合,サムネイル画像の読み込みが完了してからの注視時間が長く,サムネイル画像サイズが大きい場合,画像の読み込みが完了するまでの注視時間が長い結果となった．これより回線速度が遅い場合,サムネイル画像サイズは大きすぎても小さすぎても画像検出に適さないと言える．