
抄録
I-008
AR空間における立体モデルの集合演算と局所変形
◎阿部直樹・向井伸治・福崎健志(前橋工科大)
近年, AR(Augmented Reality:拡張現実)空間上で立体モデルを生成するシステムが報告されているが,生成した立体モデルの形状を編集可能なシステムはあまり多くない.本研究では,あらかじめ作成しておいた基本形状をAR空間に配置し,形状演算と局所変形を繰り返し行うことで任意の形状を作成する立体モデリングシステムの開発を試みる.また,立体モデルの記述には,頂点ベースのデータ構造であるクリスタル構造を採用した.クリスタル構造はデータの冗長度が低く,頂点ごとの履歴管理が可能なので,より少ないデータ量で履歴操作が可能である.