抄録

◎今澄亮太・星野准一（筑波大）

3D空間でのアクションゲームの戦闘場面では，複数のキャラクタが動的に行動をするため、キャラクタ間の位置の関係性は動的に変化する。このとき、キャラクタ間の位置関係を考慮した臨機応変なモーション生成をすることで、幾何学的な整合性を保つことが重要となる．本稿では，キャラクタのモーション生成の際に，予測に基づく行動決定を考慮することにより，位置関係に合わせたモーション生成法を提案する。プレイヤの入力、キャラクタ間の位置関係、キャラクタの体勢を考慮に入れたモーション生成を行い、多くのアクションゲームに用いられている剣術の一つである剣道を対象に検証をする。