
抄録
H-037
2レーザーを用いた高精度全周三次元ばね計測
○西郷知泰(マクシス・シントー/名工大)・田口 亮・梅崎太造(名工大)
製造業における生産ライン適用を主眼においた光切断法によるばねの全周計測システムを開発した。実生産では、ロバスト性に加え異常発生時の早急な発見及び対処が重要である。これら要件を満たすため、2本のレーザーによる3次元計測システムを開発した。本システムでは機器の配置異常等が発生場合に即座に異常を通知し、誤計測による不良品流出を防ぐことができる。また、回転軸を含めた自動校正が可能なキャリブレーション方式を開発し、容易な復旧システムも実現している。本発表では2レーザーによる計測結果に基づくロバスト性向上と異常検知方式に関して発表を行う。また、異形ばねや端部認識における本システムの優位性についても述べる。