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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
H-036
航空機主翼部ファスナに対する画像と形状データを用いた自動検査
鷲見典克・田口 亮(名工大)・服部公央亮(中部大/名工大)・保黒政大(中部大)・梅崎太造(名工大)
国内航空機産業における機体製造の効率化策の一つとして,航空機主翼部ファスナにおける装着状態検査の自動化が望まれている.現在はデプスゲージを用いた人手による検査が実施されている.しかし,航空機1機につき装着されるファスナは8万本にも及び,総工数4千時間余りを要する.本稿では,自動非接触検査による検査効率の向上を目的として,カメラとプロジェクタによる三次元計測を用いた自動検査手法を提案する.計測時には,ファスナ部に対して正弦波パターン8枚(2セット)を投光して,位相シフト法により3次元形状を取得する.画像と形状データから,ファスナの良否状態を判定するアルゴリズムについて検討を行い,有効性を検証した.