
抄録
H-035
視線停留発生時刻の分散を用いたユーザ所望画像識別の検討
◎西口侑希・菅沼 睦・亀山 渉(早大)
ユーザの視線および瞳孔径を用いてユーザが所望している画像を識別することで、メタデータに依存しない画像検索を検討している。これまでの検討から画像への視線停留時間や停留回数が所望画像の識別に有効であることがわかっている。しかし、ユーザが所望する画像でなくとも、画像内容によっては停留時間や停留回数は大きく影響を受け、識別性能の低下が考えられる。そのため、視線停留の発生が、画像内容を理解するためであるのか、所望画像を得ようとして他の類似画像と比較するためであるのかの判別が必要である。そこで、視線停留発生時刻の分散を特徴量として用いることで、識別性能の向上を確認し、視線停留発生の要因を考察した。