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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
H-020
混雑環境に頑健な滞留検出方式
森口有紀江・大網亮磨・宮野博義(NEC)
街頭や公共施設などの混雑環境において利用可能な群衆行動解析技術として、時間窓が異なる複数の背景を用いた滞留検知手法を提案する。滞留検知とは、監視カメラ映像から一定時間動きのない人や物を検知する技術であり、提案法では、移動体、滞留物体、背景を分離するために時間窓が異なる3種類の背景モデルを生成し、背景モデル間で差分をとることにより、滞留物体を検出する。混雑環境でも高精度に滞留検知を行えるため、路上でのたむろやうろつきなどの異常行動の検知や、駅ホームなどでの異常混雑の早期検知に活用できる。