
抄録
H-013
スマートフォンを用いた肌のきめ・小じわ評価システム
◎神戸美智子・田口 亮(名工大)・服部公央亮(中部大/名工大)・保黒政大(中部大)・梅崎太造(名工大)・松岡健志(マクセルスマートコミュニケーションズ)
肌の「きめ」や「しわ」などの状態は,主に皮膚科医や化粧品会社の専門家などが専門の装置を用いて判定していた.これらの判定装置は高性能なカメラを搭載しているため,一般に大掛かりで高価である.本研究ではレンズとLED照明を搭載した小型装置をスマートフォンに装着して肌画像を撮影することにより,一般ユーザーでも容易に利用可能な肌評価システムを提案する.スマートフォンで撮影された画像に対して画像処理を適用して評価値を求める.この評価値と皮膚科医の評価結果との間に高い相関があることを確認した.本手法をスマートフォン用アプリケーションに搭載することで,一般個人向けの肌評価システムとして利用可能である.