
抄録
H-012
ズーム操作可能な多視点画像の閲覧方式
◎明智那央・北原 格・大田友一(筑波大)
Bullet-Timeは、被写体を取り囲むように配置した複数台のカメラで撮影した画像を切り替えるカメラワークであり、多くの映像コンテンツに採用されている。また、撮影画像の高解像度化も進んでおり、Bullet-Time鑑賞時に特定領域の観察を可能にするズームイン操作が必要になると考えられる。多視点画像上の同一箇所をクロッピングしてズームイン操作を実現すると、視点の切り替わりに伴い注目物体が画面の外にはみ出してしまう問題が存在する。本稿では、この問題に着目し、ズーム操作可能な多視点画像の閲覧方式を提案する。