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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
G-008
グラフカットを用いた腹部X線CT画像からの対話的領域抽出手法の検討と評価
光岡 遼・滝沢穂高・岡田俊之・工藤博幸(筑波大)
腹部X線CT画像から臓器領域を自動的に抽出する手法の開発が進められている.これらの手法の多くは臓器形状の統計的特性を基に領域決定を行っているので,典型的な臓器は高精度に抽出できるが,大きく外れた臓器は正しく抽出できないことがある.従来研究は,できるだけ正しく抽出する事に研究の焦点が当たっていたが,誤抽出した場合の後処理にはあまり注目していなかった.本研究では,グラフカット,モルフォロジ演算とラベリング処理を組み合わせた対話的領域抽出手法を提案し,実験結果を示す.なお,この手法は統計的手法で学習に用いるラベル画像を手作業で作成する際にも利用することができる.