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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
G-004
眠気度推定のための瞬目群発や単独瞬目の特徴解析
杉本大樹・高野博史・中村清実(富山県大)
居眠りとは、疲労や睡眠不足などにより覚醒水準が低下した状態のことを指す。近年、自動車などの運転環境において、居眠りが原因となる事故が多発している。これまでの研究では、瞬目群発と単独瞬目を用いた居眠り検出法により、覚醒度の低い状態を検出できることが示されたが、覚醒度がさほど低くない軽度の眠気については検出できないなど眠気度を推定するにはいたっていない。眠気度を段階的に推定することが可能になれば、ドライバーの覚醒状態の推移を把握することができ、ドライバーの居眠り状態を予測できると考えられる。本研究では、瞬きのみで段階的な眠気度推定を目的とし、眠気度の推定を行う上で有効となる瞬き特徴を明らかにする。