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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
G-003
視覚刺激時の瞳孔径変動を用いた特性不安推定法
山川雄氣・高野博史・中村清実(富山県大)
特性不安検査において,質問紙法と相補的な方法として,客観的指標である生理的反応を用いることが求められている.不安状態を反映する指標としては心拍変動による自律神経指標が考えられ,特性不安を副交感神経指標によって客観的に評価できる可能性が示唆されている.しかし,心電計測を行う際には電極などの装着が必要であり,容易に計測できず,煩わしさを伴う.一方,非接触で計測できる瞳孔径は,交感神経や副交感神経の活動を反映する.そこで,本研究では,瞳孔径変動に着目し,簡易的かつ非接触で特性不安を推定する手法の確立を目指し,特性不安と瞳孔径変動の関係を調査した.