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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
F-019
SAT問題における決定レベルに基づく動的リスタート
楢崎修二(長崎大)
近年のSATソルバの高速化によりSAT問題への変換による制約問題の解法が注目されて
いる。その高速化手法の一つであるリスタートは、定められた間隔で探索を打切り、
最初からやり直すというものであり、多くのSATソルバで使用されている。この手法の
有効性はリスタート間隔の妥当性による。静的な制御手法としてはバックトラック回
数に基づくLubyアルゴリズムが広く知られている。我々は問題の持つ特徴量からの動
的な制御に注目をした。特徴量として、CDCLアルゴリズムにおける決定レベルとそれ
に基づくバックトラック率に注目をした。本発表では、これらを用いたリスタート制
御アルゴリズムについて述べる。