
抄録
F-014
多項分布変化点検出法によるTwitter上のユーザ動向分析
◎藤野まり菜・加藤翔子・斉藤和巳(静岡県大)・風間一洋(和歌山大)
本発表では、Twitter上のユーザ動向として、ツイートに高頻度で出現するリプライ先ユーザ、リツイート元ユーザ、及び、ハッシュタグに着目し、これらの利用動向を多項分布型変化点検出法で分析する。
妥当な変化点数の評価には一つ抜き交差検定を用い、各期間における特徴的なユーザやハッシュタグの選定にはZスコアを採用する。
東日本大震災前後のツイートデータを利用した分析結果からは、リプライ先ユーザについては妥当な変化点数は震災発生時を含む2個程度となり、定常的に利用されていると考えられるのに対し、リツイート元ユーザとハッシュタグについてはその数が20を超えても交差検定評価値が改善されることより、これらの利用動向は絶えず変化していることが示唆された。