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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
E-014
連想と常識判断を用いた会話からの話者情報取得手法
金子 稜・吉村枝里子・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
人間の連想や常識的な判断を用いて自然な会話を展開し,話者情報を取得する方法を提案する.連想には国語辞書等を基に構築された概念ベースと,単語間の関連性を用いた連想システムを用いる事で,様々な文に対し柔軟に応答を選択できる.また,連想システムを基に構築された常識判断システムを用いることで入力文に対し適切な応答ができ,会話の継続が可能である.入力文中に好みを表す動詞(好き等)と目的語が存在する場合,その目的語は話者の好みと考えられるため,話者情報として取得する.なお話者情報とは一般的情報(名前等),個性(長所等),好み(好きな食べ物等)である.本研究を150文で評価した結果約70%の話者情報を取得できた.