抄録

◎菅原太一・松原雅文・Goutam Chakraborty・馬渕浩司（岩手県大）

近年，スマートフォン・タブレットなどの携帯端末が普及し，市場規模が拡大している．また，TwitterやFacebookなどのSNSの普及により，従来のブログなどにおける「書き溜めて発信する」という形から，「即時に発信する」という形へ，コミュニケーションスタイルが変化してきている．例えば，スイーツを食べるときに，スイーツに関する文字と画像をセットで発信するということなどである．このとき，画像情報と文字情報には，何らかの関係性があるものと考えられる．そこで，本研究では，この画像情報を利用した日本語入力手法を提案する．具体的には，画像の類似度を考慮し，変換候補順位等を変化させることで，日本語入力精度の向上を目指す．