
抄録
C-014
データベースの動作情報を用いたデータ再配置によるストレージ停止時間拡大の仮想化環境への適用
◎若色 匠・山口実靖(工学院大)
クラウドコンピューティングの普及により,計算機の使用電力量が増加している.ストレージはその中でも大きな電力消費源のひとつである.本研究では,データベースの動作情報を取得し,HDDへのアクセスの少ないデータベーステーブルをまとめることにより,特定のHDDのアクセス量を減らしHDD停止時間を増加させ,HDDの消費電力削減を目的とする.具体的には,仮想化環境にてベンチマークアプリケーションを実行し,HDDへのアクセス間隔,読み書き量を調査し,1つのHDDにアクセスの少ないテーブルを移動し,HDDアクセス間隔の増加をはかる.