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FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 開催日:2014年9月3日(水)~5日(金) 会場:筑波大学筑波キャンパス 一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 一般社団法人電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 一般社団法人情報処理学会 筑波大学
抄録
B-012
C言語自動並列化トランスレータの開発 -ソースコード静的メトリクスを利用したタスク粒度解析手法とその評価-
阿加井星・小林裕昌・甲斐宗徳(成蹊大)
C言語自動並列化トランスレータでは、ソースコードから自動抽出された並列処理単位となるタスク全てをタスクグラフとして表現し、それを最小時間で処理するために静的タスクスケジューリングを行う。タスクスケジューリングは組合せ最適化問題であるため、タスク数の増大とともに求解時間が指数関数的に増大する。よってタスク粒度を適切なサイズにまとめる作業が必須である。静的タスクスケジューリングにより最適スケジュールを得るためには、各タスクの処理時間を適切に定めておく必要がある。本研究ではタスクの処理時間を適切に見積もるためにソースコード静的メトリクスを利用した、タスクの実行時間解析を試みたので報告する。