イベント企画

第2回統一的評価基準に基づく電子透かしコンテスト～チャレンジングな評価基準を超えられるか！～

【セッション概要】マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究専門委員会（EMM）の第二種研究会である情報ハイディング及びその評価基準研究会（IHC）では、電子透かし技術に対して統一的な評価基準を定め、その基準を毎年更新して、その基準を超える電子透かしを募集している。本年度の基準は昨年より難しく実用的な評価基準となっており、電子透かしの実用化を実現していくための第2歩目となるものである。本企画では上記評価基準を超えた電子透かし方式の提案者を招待講演者として招き、その説明及び性能に関するデモなどを行って頂きディスカッション、及び表彰を行うものである。招待講演者は4名程度を予定。

司会：岩田　基（大阪府立大学 助教）
	【略歴】1999年大阪府立大学大学院工学研究科博士前期課程修了、同年大阪府立大学工学部助手、現在、大阪府立大学大学院工学研究科助教。博士（工学）。電子透かし、ステガノグラフィ、文書画像理解、文書画像検索に関する研究に従事。情報ハイディング及びその評価基準（IHC）委員会幹事。

13:00-13:05 開会挨拶
越前　功（国立情報学研究所 准教授）
	【略歴】1997年東京工業大学大学院理工学研究科応用物理学専攻修士課程修了。日立製作所システム開発研究所研究員を経て、2007年より国立情報学研究所コンテンツ科学研究系准教授。2010年4月ドイツ・フライブルグ大学 計算機科学・社会情報学研究所 客員教授。2011年10月ドイツ・マルティン・ルター大学（ハレ大学）企業情報学研究所 客員教授。コンテンツセキュリティの教育研究に従事。電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究専門委員会委員長。情報処理学会長尾真記念特別賞、情報処理学会論文賞、電子情報通信学会ISS活動功労賞、映像情報メディア学会藤尾フロンティア賞、画像電子学会画像電子技術賞等受賞。博士（工学）。
13:05-13:20 概要説明・審査結果発表・入賞者表彰
岩村　惠市（東京理科大学 教授）
【概要】IHC委員会の活動概要説明、本年度の審査結果発表、及び入賞者表彰。
	【略歴】1980年九州大学工学部情報工学科卒業。1982年同大学大学院情報工学研究科修士課程修了。同年キャノン（株）入社。1994年東京大学博士（工学）。現在、東京理科大学工学部電気工学科教授。主に符号理論、並列処理、情報セキュリティ、電子透かしの研究に従事。IEEE、電子情報通信学会各会員、情報ハイディングおよびその評価基準（IHC）研究会委員長。情報処理学会フェロー。
13:20-14:20 入賞者によるアルゴリズムor性能紹介
【概要】入賞者によるアルゴリズム説明、及びデモ。
14:20-14:40 審査講評（画像）
合志　清一（工学院大学 教授）
【概要】応募された画像電子透かしに関する講評、及び審査過程における議論の経緯・留意点等。
	【略歴】1981年早稲田大学理工学研究科博士前期課程修了、同年日本放送協会（NHK）入局。1984年よりNHK放送技術研究所等において、ハイビジョンのディジタル信号処理、伝送、電子透かし、映像符号化、物体抽出の研究に従事。2008年シャープ（株）に転じ高解像度ディスプレイの研究に従事。2011年より工学院大学情報学部情報デザイン学科教授。
14:40-15:00 審査講評（音響）
西村　明（東京情報大学 教授）
【概要】応募された音響電子透かしに関する講評、及び審査過程における議論の経緯・留意点等。
	【略歴】1990年九州芸術工科大学音響設計学科卒業。1996年九州芸術工科大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。1996年東京情報大学情報学科助手を経て、2012年より同情報文化学科教授。EMM研究専門委員会副委員長。楽器音、音空間知覚、聴覚マスキング機構、オーディオ測定技術、音響情報ハイディング技術の研究に従事。IEEE、電子情報通信学会、日本音響学会、AES各会員。博士（芸術工学）。