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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RO-017
移動様態に応じたパーティクルフィルタによる歩行者自律測位方式の提案と評価
秋山高行(日立)・中原 豪・山崎勝也(日立アドバンストシステムス)・大橋洋輝・佐藤暁子(日立)
スマートフォンの普及に伴い,屋内での位置情報サービスへの要求が高まっている。本研究は,スマートフォン内蔵の加速度センサ・ジャイロセンサを利用して,歩行者の屋内の位置を推定する方式に関する。従来では,歩行者位置の確率分布をサンプリングして求める手法があるが,これではサンプル数の増大に伴い,リアルタイムな計算に適さない問題があった。本論文では,歩行者の移動様態に応じたサンプリング方式によるリアルタイムな歩行自律測位方式を提案する。鉄道博物館にて検証を行った結果,Android端末内でのリアルタイム動作を確認した。