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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RO-011
ビジネス顕微鏡を用いた業績向上に貢献する指標探索アプリケーションの開発
佐藤信夫・福間晋一・矢野和男(日立)
本研究は,ヒト・モノ・カネに関連するビッグデータから業績向上施策に結びつく指標を統計的に整理して提示する技術の実現を目的とする。ビジネス顕微鏡から収集される行動データと、売り上げ等の業績データを用いて,売り上げに寄与する従業員の振る舞いを探索することである。
その第1段階として,目的指標を軸とし膨大な説明指標を分類したネットワークダイヤグラムを表示することを特徴とした指標探索アプリケーションを検討した。実験において,被験者は本アプリケーションを用いて店舗に関する分析を行ない,顧客単価が向上する従業員の改善行動施策を立案することができ,開発した技術の有用性が確認できた。