
抄録
RO-002
移動中継ノードを利用したDTN環境の構築
◎多氣真之輔・小板隆浩(同志社大)
ネットワーク通信環境が整っていない環境下でも通信を行う技術としてDTNが提案されている.DTNにおいては送信元ノードが出会ったノードにメッセージをコピーしていく手法が一般的であるもののメッセージのコピー過程において無駄なメッセージが発生する.またノード間の距離などの影響によりメッセージ到達までに時間がかかることも問題となっている.特にメッセージを持ったノードの移動が不規則である場合,目的のノードまでの到達が安定しない.そこで特殊な移動を行うノードを導入することで無駄なメッセージを削減しつつ,メッセージ到達の時間を短縮させる手法について提案する.