○曽我麻佐子（龍谷大）・海野　敏（東洋大）・平山素子（筑波大）

本研究の目的は，モーションキャプチャで取得した3次元動作データとタブレット端末を用いてダンスの振付創作を支援するためのシステムを開発することである．本研究では，複数の短い振付動作を選択し，動作を合成した結果を3DCGアニメーションでリアルタイムに表示するシステムを開発した．合成の手法として全身動作の混ぜ合わせと身体部位動作の差し替えが可能である．また，3DCGキャラクタの身体部位付近でタッチ操作をすることで動作合成を行うことができる．本システムの有用性を評価するために，ダンス経験者10名による評価実験を行った結果，本システムはダンス創作支援のためのシステムとして有用であることが確認された．